重い話は最後にしませんか〜リードトラックの選び方〜

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こんにちは。

突然ですが、音楽アルバムを作っていると「リードトラックなににしようか?」という議題が”いざ宣伝だ!”、”MV作るぞ!”っていう段階になると出てきたりします。

ちょうど最近この話題になった(tipToe.の話ではない)ので、リードトラックはどういう曲が望ましいかについて僕なりの考えを書きます。

まずリードトラックっていうのは、複数曲ある音楽アルバムの中で一番力を入れてプッシュするそのアルバムの代表曲のことを指します。一般的にMVになってたりする曲ですね。
さて、どういう曲にするべきかなんですが、いきなり結論を言うと「音楽詳しくない人でもわかるような最も理解しやすい曲」で即決するべきです。商業ベースで作るアルバム作品にそういう曲がないならそもそも見直すべき。
すごくつまらない結論ですよね。リードトラックは一番聴かれる曲なのだから多くの人に興味を持ってもらえるように誰だってこうするでしょう?曲のことを「歌」って言う人にでも伝わるようにしないとダメ。
でもアーティストが選ぼうとするとそういう結論に至らないことがあるんです。

「その曲に自分らしさがあるのか」
「もっと深くて良い曲がある」
「一番良くできたのはそれじゃない」

こういう考えがこの結論を邪魔するのです。ただ、アーティストからしてみたら曲っていうのは自分の分身みたいなものなので、聞き手に正しく理解されたいですし、自分たちから絞り出した中から一番上質な部分を見てもらいたいと思うでしょう。
これは非常にわかります。

本当は家でゲームしてたいのに、パーティーピーポーな集まりに何の因果か呼び出されて、無理して何が楽しいのかわからないまま酒飲んで騒ぐのと似たような辛さ。いや、似てないか、ごめん嘘、ただこの思いを言いたかっただけ。

でもその気持ちは理解できるっていうのは本当です。
ですが、ちょっと一回イメージしてみてください。いきなり初対面の相手に「俺、、、実は今5000兆円借金があってさ」と話すでしょうか?自分たちも大満足なコアな曲をリードトラックにするってのはこれと似たようなことをやってるんです。重すぎてその人のことを知ろうとする前にヒキますよね。これは勿体無い。最初は誰でも返答できる挨拶や天気の話題から入っていて、順々に自分のことを話していけばいいんです。いきなり自分の真髄を見せたって大部分はわかりはしないので無駄です。アルバムを聞いて自分の世界に入ってきて、最後まで残った人に思いを伝えましょう。

あと「これ聞いたら一発で伝わるでしょ!このギターの音!!超格好いい!」みたいな感覚は言わずもがな気をつけたほうがいいです(笑) アーティストっていうのは基本的に音楽オタクなので一般の人と感覚が違うことを忘れてはいけません。みんなそんなに音楽詳しくないですし、そんなに好きじゃないです。自分が音楽にのめり込む前の感覚を忘れてはいけない。

 

 
一つ提案ですが「リードトラック」という言葉を「プロモーショントラック」と言い換えて考えてみたらどうでしょうか?「はじめまして、○○というアーティストです。気に入ったら他の曲も聞いてみて。」みたいな立ち位置の宣伝用の曲です。少し気が楽になりませんか?

アルバムタイトルが収録曲のうちのなんてことない1曲と同名になってるものってよくありますが、あれって如何せん一般の人に理解されにくい曲になってしまったものの、アーティストにとって気持ち的にはリードトラックにしたかった曲なんじゃないかなと思ったりします。僕は今までアルバム名を収録曲からとった作品に関わったことがないのでわからないんですけどね。こういう自分たちの一番伝えたいことを詰め込んだ曲、つまり魂の1曲を仮に”ソウルトラック”と呼んでみましょう。

“リードトラック”っていうと”代表曲”って意味に見えるから悩んでしまうのであって、自分の中で”プロモーショントラック”と”ソウルトラック”を決めて、どちらの曲にもそれぞれの役割をもたせていると考えればいいのではと思います。ただ、”プロモーショントラック”も”ソウルトラック”も僕が勝手につけた名前なので気をつけてくださいね(笑)

 

という話でした。

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